Sun ONE Directory Server

概要
インストールの前に
Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server のインストール
Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server のカスタマイズ


概要

Sun Open Net Environment (Sun ONE) Directory Server は、NetscapeTM Directory Server とも呼ばれています。 Netscape Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を使用するこのサーバーは、SunTM Cluster の制御下で稼動します。

SunPlexTM Manager は、Sun ONE ディストリビューションから Sun ONE Directory Server をインストールします。 SunPlex Manager は、Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server をフェイルオーバーサービスとしても構成します。 Sun Cluster 用としてサポートされる Sun ONE Directory Server リリースの一覧が必要な場合は、Sun の販売担当者におたずねください。

SunPlex Manager は、「標準のインストール」により Sun ONE Directory Server をインストールします。 この標準インストールでインストールされるコンポーネントは次のとおりです。

コンポーネント 説明
Netscape Console Netscape Console は、すべての NetscapeTM サーバー製品に共通のユーザーインタフェースを提供します。 このコンソールから、サーバーの停止と起動、新しいサーバーインスタンスのインストール、ユーザー情報とグループ情報の管理といった共通のサーバー管理作業を実施できます。 Netscape Console は、標準のアプリケーションとしてネットワーク上の任意のマシンにインストールできます。 Netscape Console は、リモートサーバーの管理にも使用できます。
Administration Server このサーバーは、すべての Netscape サーバーに共通のフロントエンドとして機能します。 Administration Server は、Netscape Console から伝達された情報を受け取り、それらを適切な Netscape サーバーに引き渡します。 サイトでは、Netscape サーバーをインストールしたサーバールートごとに 1 台以上の Administration Server を設置する必要があります。
Directory Server Directory Server は、Netscape の LDAP 実装です。 このサーバーは、ディレクトリデータベースを管理するとともに、クライアント要求に対する応答を行います。
Directory Server ゲートウェイ Directory Server ゲートウェイは、Web ブラウザからアクセスできる LDAP クライアントです。 LDAP クライアントは、ディレクトリ情報のアクセスや変更などに使用されます。 Directory Server ゲートウェイは、Directory Server インスタンスのインストール時に自動的にインストールされます。 ユーザーは、Administration Server からゲートウェイにアクセスすることも、ゲートウェイを管理するように Web サーバーを構成することもできます。

Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server は、フェイルオーバーサービスとして構成する必要があります。

注: 次の条件が満たされるかぎり、クラスタ上で Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server のインスタンスを複数実行できます。
  • 構成ファイルとインストールファイルの場所がインストールごとに異なる
  • ポートの衝突がない

より高度な構成作業には、SunPlex Manager によるインストールが完了したところで Administrative Console を使用して構成内容を手動でカスタマイズしてください。 SunPlex Manager よりもきめ細かなインストールを行いたい場合は、『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成』に示されている手順で手動でインストールを行なってください。

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インストールの前に

Sun ONE Directory Server パッケージをインストールする前に、次の確認 / 決定を行なってください。

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Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server のインストール

おおよその時間 Sun ONE Directory Server データサービスのインストールは、約 10 分かかります。
 
警告 インストールの開始後に SunPlex Manager を終了するか Web ブラウザ上で「戻る」をクリックすると、 データサービスによってインストール作業が切断されます。 このように途中で切断された場合は、情報が十分にインストールされなかったりエラーメッセージが不確定な状態になったりするため、インストールが未完了のままになる可能性があります。

未完了のインストールをクリーンアップするには、作成されたアプリケーションファイル、リソース、およびリソースグループを削除する必要があります。

Sun ONE Directory Server をインストールするには、次の作業を行なってください。

  1. SunPlex Manager のナビゲーション区画で、「[ クラスタ名 ] クラスタ」を選択します。

    「クラスタ」ウィンドウが表示されます。

  2. 「データサービスのインストール」メニューから、「Sun ONE Directory Server」を選択します。

    SunPlex Manager によって次のことが確認されます。

    • Sun ONE Directory Server データサービスパッケージがすでにインストールされているか
    • Sun ONE Directory Server データサービスが RGM に登録されているか

    Sun ONE Directory Server データサービスパッケージのインストールと登録が完了している場合は、次の手順に進みます。

    Sun ONE Directory Server データサービスパッケージのインストールと登録がまだ行われていない場合は、インストールと登録の作業を行うようにメッセージが表示されます。 この場合、Sun Cluster 3.1 Agents が入った CD の場所を指定する必要があります。

    構成情報が入ったウィンドウが表示されます。

  3. システムに合わせて、構成ページの情報を変更します。

    フィールド 説明
    インストール用のソースディレクトリ Sun ONE Directory Server ディストリビューションが入ったディレクトリ。 設定プログラムはこのディレクトリに置かれます。
    推奨される管理サーバーパスワード 完全な特権が使用できるようにログインする場合に使用するパスワード。 デフォルトのパスワードは admin です。

    ディレクトリ管理者は、Netscape Console を通してアクセスできるすべての Netscape サーバーの管理責任を持つ人物です。 サーバー管理者 ID を使用してログインすると、Netscape Console のサーバートポロジ領域に存在するどの Netscape サーバーの管理作業でも行えます。

    推奨されるディレクトリマネージャパスワード ディレクトリマネージャにアクセスするパスワード。 ディレクトリマネージャは、ディレクトリのスーパーユーザーと見なすことができます。
    LDAP 管理サーバーのポート LDAP 管理サーバーを含むポート。 LDAP 管理サーバーは、すべての Netscape サーバーに共通のフロントエンドとして機能します。 このサーバーは、Netscape Console から伝達された情報を受け取り、それらを適切な Netscape サーバーに引き渡します。 サイトでは、Netscape サーバーをインストールしたサーバールートごとに 1 台以上の LDAP 管理サーバーを設置する必要があります。
    LDAP サーバーポート Directory Server が要求を受け付けるポート。 デフォルトの 389 を使用するアプリケーションがほかに存在しないかぎり、このデフォルトポートを選択してください。
    LDAP サーバー ID Directory Server インスタンスのインストール先となるディレクトリの名前の一部として使用される一意の値。 たとえば、マシンのホスト名が phonebook である場合、この名前がデフォルトとなります。 この結果、Directory Server インスタンスは slapd-phonebook という名前のディレクトリにインストールされます。
    LDAP ディレクトリの接尾辞 ディレクトリ接尾辞は、ディレクトリツリー内の最初のエントリを表すディレクトリエントリです。 データが入るツリー用として、ディレクトリ接尾辞が 1 つ以上必要です。 このため、使用されている DNS ホスト名に対応するディレクトリ接尾辞を選択してください。 たとえば、DNS 名として airius.com を使用している場合は、接尾辞 o=airius.comを選択してください。
    インストールディレクトリ Sun ONE Directory Server アプリケーションのバイナリがインストールされるディレクトリ。 このディレクトリは、グローバルディレクトリでなければなりません。

    警告: 部分的な Sun ONE インストールまたは完全な Sun ONE インストールがこのディレクトリにすでに存在する場合、インストールは失敗します。

    ネットワークリソース ネットワークで Sun ONE Directory Server のアクセスに使用する論理ホスト名または共有アドレス。 論理ホスト名を使用すると、Sun ONE Server インスタンスの 1 つがフェイルオーバーサービスとして機能します。
    LDAP リソース名 作成する Sun ONE Directory Server リソースの名前。 この名前は、クラスタ内で一意のものでなければなりません。

  4. 「継続」をクリックします。

    SunPlex Manager により、構成ページの情報が検証されます。 エラーが見つからなかった場合、Sun ONE Directory Server データサービスパッケージがインストールされます。 エラーが見つかると、エラーメッセージと構成ページが表示されます。

  5. 「継続」をクリックします。

    SunPlex Manager によってリソースの構成と起動が行われ、 これらの作業に使用されるコマンドが表示されます。

  6. Directory Server をテストするには、SunPlex Manager に付属のドキュメントを参照してください。

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Sun Cluster HA for Sun ONE Directory Server のカスタマイズ

Sun ONE Directory Server データサービスのインストールをカスタマイズする方法は、Sun ONE Directory Server ドキュメントに含まれる『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成』に挙げられています。